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わたしはサロン風の語らいが好きだ。サロンにはくつろいだ雰囲気がもとめられる。そこでは甲論乙駁ではなく、談論風発がふさわしい。しかも品があって知的な味付けがあるともっといい。さらに酒精がくわわると、言うことなしだ。その意味で、サンパウロ人文科学研究所(以下、人文研)は理想的な知的サロンの場を提供している。 |
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ゼミとはいっても教師や報告者がいるわけではない。6時の執務時間がおわると、応接用のテーブルにピンガやウイスキーがならびはじめる。それがゼミ開始の合図だ。主役は当時、専務理事兼事務局長だった宮尾進氏である。かれがデンとすわると、ゼミ生たちとのおしゃべりがはじまる。常連には研究員の小笠原公衛氏はもとより、日伯青年交流の森幸一、東大院生の古谷嘉章、日本から戻った元留学生のサンドラ・ムラヤマ、ネウザ・マツオ、日伯商工会議所の高山直巳、JICAの山下巌、フリーライターの太田雅子らの諸氏がいた。 |
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これは宮尾ゼミの常連が北東部を旅行した際、ピアウイ州のテレジーナで購入したものである。おおきな頭の形は、母に反抗した息子に罰が当たり、その頭が膨れ上がったという地元の民話に由来する。頭でっかちで安定性に欠けるところはいかにも人文研らしく、しかも顔立ちは宮尾氏にどことなく似ているのである。 |
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サンパウロ人文科学研究所 |
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